スマホやタブレットを長時間操作すると、指先が疲れたり、滑りが悪くなったりすることはありませんか?
そんなとき、スマホ用の指サックかタッチペンを購入すると、より快適に操作できるようになります。
しかし、どちらを選べばいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。そこで、この記事では、私が実際に購入して試した指サックとタッチペンを価格、使い勝手、機能性の観点から比較します。
さらに、タッチペンの種類や特徴についても紹介するので、どちらを選ぶか迷っている方は必見です。
例えば
- 勉強のためにタブレットを使っているけど、長時間操作すると指先が痛くなる方
- スマホで絵を描いているけど、タッチペンか指サックのどちらを選べばいいか悩んでいる方
- スマホで長文を打っているとフリック操作がしにくくなる方
など、この記事は誰でも役立つ情報が盛りだくさんです。
はじめに:タッチペンとスタイラスペンの違い
タッチペンと指サックの違いについて話す前に、タッチペンとスタイラスペンの違いについて述べておきます。
タッチペンとは、画面をタッチする機能のみをもったペン型の道具です。
スタイラスペンとは、ただ画面をタッチするだけでなく、デバイスと連携して様々な機能を提供するペン型の道具です。
スタイラスペンに備わっていることの多い機能には、次のようなものがあります。
パームリジェクション
スタイラスペンを使用している間、画面に手を置いても反応しなくなる機能。紙と同じように、手をつけて画面操作できるようになる。
筆圧感知
筆圧を検知して、線の太さなどを調節する機能。絵を描く場合には、入り抜きを表現するために必須の機能
傾き感知
傾きを検知して、リアルな線の太さを簡単に表現できる機能。絵を描く場合には、ぜひ欲しい機能
その他にも、製品によってはショートカットボタンがついているものも……。
絵を描きたい方は、筆圧感知機能があるスタイラスペンを選びたいですし、勉強用に使いたい方はパームリジェクション機能があるスタイラスペンを選びたいですね。
ただし、パームリジェクション機能については、関連製品のセクションで紹介するグローブで解消できるので、無くても問題ありません。
タッチペンのペン先の種類
タッチペンのペン先には、次の4種類があります。それぞれで操作性が違うので、目的に合ったものを選びたいところ。
- ペン先がシャープなタイプ
- ペン先が丸いタイプ
- ペン先がディスクになっているタイプ
- ペン先が筆になっているタイプ
ペン先がシャープなタイプ
ペン先がシャープなタイプは、形状が鉛筆に近いのが特徴です。
文字を書いたり、絵を描いたりするには、自分が引いている線が見やすく、かなり使いやすかったですね。
ただし、ペン先が硬く鋭いため、画面が傷つきやすい点が玉に瑕。
こちらは私の使用しているタブレットです。ペン先がシャープなタッチペンで同じところを触り続けた結果、フィルムに穴が開きました。
このタイプのタッチペンでは、ゲームをしない方が良いです。するにしても、大人しい操作で出来るものにしましょう。画面が傷だらけになります。
メリット
- 線を引きやすい
- スタイラスペンのほとんどはこのタイプ
デメリット
- 画面が傷つきやすい
- 比較的高価なものが多い
ペン先が丸いタイプ
ペン先が丸いタイプは、激しい操作でも画面へのダメージが少ないのが特徴です。
ただし、精密な線を引くのには向いていないため、文字を書いたり、絵を描いたり、といった用途にはオススメできません🙅♀️
ツムツムやパズドラなどは、操作の素早さを求めなければ比較的快適にプレイできます。
安いものなら100均でも販売されており、リーズナブルなのは高評価👍
メリット
- 激しい操作でも画面に傷がつきにくい
- リーズナブル(安いものは100均にも売っている)
デメリット
- どこを触っているのか少し分かりにくい
- スタイラスペンはほとんどない
ペン先にディスクがついているタイプ
ペン先にディスクがついているタイプは、触っている場所が分かりやすく、それでいて画面に傷がつきにくい、そんな特徴を持っています。
先に紹介した2タイプの両方のメリットを併せ持っている感じですね。
しかも、ペン先が丸いタイプと同様、安いやつなら100均にもあるほどリーズナブル。
ただし、先2タイプとは異なり、壊れやすいというデメリットも……
先端のディスクがポロッと取れちゃうことが多いんですよね。
あと、これは使ってみないと分かりにくいと思うのですが、ディスクがブラブラと揺れるので、画面を触りにくい。
100均で買えるタッチペンでは、先端が丸いやつよりは絵を描く用途に向いてるのかな、と思います。ただ、絵を描くにも字を書くにも、なかなかにストレスを感じます。
個人的には、最も使いにくいタッチペンです。
メリット
- 触っている場所がわかりやすい
- 画面に傷がつきにくい
- リーズナブル(安いものなら100均にもある)
デメリット
- 壊れやすい
- ディスクが揺れるため、使いにくい
- スタイラスペンはあまりない
ペン先が筆になっているタイプ
これは私も使ったことがないので、どんな感じかは詳しく述べられないのですが、どうも絵描きさんたちに人気らしいです。
ブラシタイプじゃないと絵を描けない、という絵描きさんもいると聞きます。
おそらく、字を書くには向いていないと思うので、絵を描きたい方はブラシタイプも一考の余地ありですね。
メリット
- 詳細不明
- 絵を描く人むき?
デメリット
- 詳細不明
(筆者自身使ったことがないので、おすすめはなし)
指サックの特徴
指サックは、指先に装着して画面を操作する補助用具です。その性質上、薄い指サックならほとんど素指を変わらない操作精度になります。
指で絵を描いている方や、スマホのフリック操作が多いという方にはオススメです。
ただし、指での操作を補助するだけなので、指でやりにくいことは装着してもやりやすくなるわけではない点に注意。
例えば、フリーハンドで文字を書く場合には、そこまで書きやすくなりません。滑りやすくなるため若干書きやすいかもしれませんが、そもそも指では細かいラインが引けません。
文字のように細かいラインを引きたいのであれば、スタイラスペンが最強です。
タッチペンやスタイラスペンと比べたとき、指サックの強みはこんな感じ。
- 低価格
- ペンを長時間使ったとき特有の、指の痛みがない
- 激しく画面を操作しても、傷がつきにくい
- デバイスを選ばない
- Magic Mouseやタッチパッドの操作にも使える
指サックは、タッチペン・スタイラスペンと比べ安い
スタイラスペンは、安いものでも2000円以上、高いものなら2万円を超える高級品です……
それに対し、私が現在使っている指サックは、899円で16枚入りとかなりリーズナブル。高い指サックも2000円いかない程度なんですよ。
安い方は、タッチペンと同様100円。ただし、100円の指サックは相応に使いにくさがあります。
DAISOの指サックと、899円の指サックを比較してみた記事も書いていますので、詳しくはそちらを見ていただければと思います。
ペンを長時間使ったとき特有の、指の痛みがない
ここだけの話、私が勉強の時に使うシャーペンはαゲルだけなんです。クルトガは使えないんですよ。
というのも、グリップ部分が硬いと長時間の使用に私の指が耐えられないから。指が痛むたびに手をマッサージするため勉強を中断せざるを得ないのは時間の無駄。
学習目的でタッチペン・スタイラスペンを使用する、となると、グリップの硬さは個人的に超重要なわけです。
しかし、タッチペン・スタイラスペン界隈もまだ発展途上。ゆえに、グリップまで気が回っていないのが現実です。
また、ペンで文字を書いていると、だんだん小指が痛くなってきませんか? あれ結構辛いですよね。
指サックなら、あの痛みがありません。痛くない、というのは、勉強の質的に重要項目。
私が指サックを推す大きな理由のひとつです。
激しく画面を操作しても、画面が傷つきにくい
私は、チュウニズムが好きな自称音ゲーマーです。スマホでも音ゲーをします。
流石にスマホの音ゲーをタッチペンでプレイしてやろう、という猛者はいないとは思いますが、音ゲー中は、特に激しい縦連やトリルが来る譜面の場合に、画面を労っている余裕などありません。
激しく操作しても傷つく心配をする必要がないというのは、ゲーマーにとってはありがたい話です。
デバイスを選ばない
スタイラスペンって、特定のデバイスでしか動作しないものが多いのはご存知でしょうか。
スタイラスペンの便利機能は、デバイス固有の機能を使用しているからです。
例えば、Apple Pencilの第2世代は、iPad 第9世代以前では使用できません。このように、便利な機能には相応に制限がかかるものです。
対して、指サックは指を覆う単純な仕組み。単純ゆえに、指で操作できるデバイスなら基本操作できるという長所があります。
これは、iPhone, iPad, Android, Fire Tabletなど、どんなモバイル端末でも使用可能——以上のベネフィットをもたらしてくれるのですが、それは次のセクションで。
Magic Mouseやタッチパッドの操作にも使える
みなさん、ノートパソコンのタッチパッドや、Magic Mouseは使用しているでしょうか?
タッチパッドやMagic Mouseを日常的に使ってるよ、という方は共感していただけると思いますが、指先が摩擦でヒリヒリと痛みませんか?
実は、私が指サックの購入を検討した最大の理由がこれ。
タッチパッド、Magic Mouseで指先が摩耗する問題
そのうち、削れてなくなるんじゃないか、と心配になるレベルで痛みます。
こんなに痛いと作業に支障が出る、ということで考えた結果、思いついたのが指サックでした。
直前のセクションで、指サックは使用可能なデバイスを選ばないことを強みに挙げましたね。実は、指サックはMagic Mouseにも使えるんです……!
またいつか、Magic Mouse+指サックが快適だった件 のようなタイトルで記事を書こうと思っているのですが、指先摩耗問題が指サックで完全解決。
しかも、ちゃんと良いやつを選べば生地が薄いので、装着したままキーボード操作をしても邪魔にならない。
正直、指サックなしでMagic Mouseを触りたくないです。……痛いので。
タッチペン・スタイラスペンと指サック選ぶならどっちがいい?
(安価)指サック<タッチペン<スタイラスペン(高価)になる傾向があるため、目的に合わせて安い方を選ぶと良いでしょう。
目的 | 補助用具 |
---|---|
勉強用に使いたい | タッチペン or スタイラスペン (ペン先がシャープなタイプ) |
絵を描きたい | スタイラスペン(ペン先がシャープなタイプ or ブラシタイプ) |
ゲームに使用したい | 先の丸いタッチペン or 指サック(ゲーム次第) |
色々なデバイスで使う | タッチペン or 指サック |
Magic Mouseを使う | 指サック |
ひとつだけ気をつけてもらいたいのは、スタイラスペンは使えるデバイスが限定されている可能性が高い点です。
せっかく買ったのに、対応していないデバイスだったとなると悲惨です……😱
おすすめスタイラスペン:iPadユーザーならApple Pencilを使っておけば間違いない
私は趣味プログラマとしてAndroidやiOSなど色々なOSを触りますが、Appleのデバイス・OSはかなり特殊。
Apple自体がハードウェアの会社なので、自社規格が多数採用されており、他のマシンとの互換性があまりありません(その代わり、Apple製品同士の親和性は最高)
そのような事情があり、他社製品、特にApple以外の製品(WindowsやAndroidなど)でも使えるという売り文句の製品は、動作が安定しないことがしばしば……
名誉のため詳細は伏せますが、他社製のType-CとHDMIのアダプタを購入したところ、モニターが反応しなかったことがあります。
このように安くても他社製品には動かないリスクがあります。そのため、多少高くても純正のApple Pencilが最安定です。
ただし、Apple Pencilは第1世代と第2世代で対応機種が異なるので、自分の端末ではどちらが使えるのか慎重に確認してください。
対応状況(2023年5月1日時点)※ Apple公式ページより引用
おすすめ指サック:MOMOFLY
続いておすすめの指サックはこちら。
本文でも少し触れたMOMOFLYさんの指サック。16枚入りで、定価899円です。
機能と価格の両方を兼ね備えた最推し指サック。
本文中でも説明した通り、指サックは機能が単純なため汎用性が高いのが特徴。タッチペンじゃ操作できないようなタッチパッドやMagic Mouseにも使えます。
生地が薄く、伸縮性が高いため、キーボード操作の邪魔をしない点も高評価です。
関連製品:2本指グローブ
絵を描いたり、メモを取ったりしていると、画面に手をつけたいと段々思うようになってきます。
でも、手袋をつけると、ピンチイン・アウトなど指を使った操作ができなくなる……
そんな時におすすめしたいのが、こちらの2本指グローブ。小指と薬指だけを覆うので、人差し指・親指を使った操作も簡単にできます。
タッチペン・スタイラスペンの購入を考えている方は、合わせて購入しておきたいですね。
まとめ
最後に、用途別タッチペン・スタイラスペン・指サック対応表と、今回紹介した商品のリンクを載せておきます。
目的 | 補助用具 |
---|---|
勉強用に使いたい | タッチペン or スタイラスペン (ペン先がシャープなタイプ) |
絵を描きたい | スタイラスペン(ペン先がシャープなタイプ or ブラシタイプ) |
ゲームに使用したい | 先の丸いタッチペン or 指サック(ゲーム次第) |
色々なデバイスで使う | タッチペン or 指サック |
Magic Mouseを使う | 指サック |
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