勉強用タブレットを買いたいけど、そもそもどんなアプリがあるのか分からない
このような悩みをお持ちではありませんか?
学生や社会人にとって、勉強や仕事の効率を上げるノートアプリ選びはとても重要です。
私自身、医学部生としてデジタルノートを活用し、勉強の質を向上させてきました。
この記事では、5年愛用している「Squidノート」の魅力と注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。
※ 前編では無料機能について解説します。プレミアム機能については後編で解説しますので、そちらの公開をお待ちください。
機能紹介・基本スペック紹介
Squid: Take Notes, Markup PDFs
Steadfast Innovation, LLC無料posted withアプリーチ
Squidノートには一般的な手書きノートに要求される機能が揃っています。
ノートの作成・編集
背景選択
Undo & Redo
デジタルペン(太さ・色)
筆圧感知対応(スタイラスペン対応)
ベクター消しゴム
コピー&ペースト
メディアの活用
写真追加
Squidノートのインポート
エクスポート(PDF、画像形式)
印刷機能
ユーザー体験の向上
ノートサイズ変更
パームリジェクション(誤操作防止)
ピンチイン&アウト
フォルダ管理(ノートの整理と分類)
これらが無料で提供されるSquidノートですが、さらに深く強みと弱みを分析してみます。
使ってわかったSquidノートの強み
個人の意見ですが、Squidノートの強みとして次の3点が挙げられます。
Squidノートの強み
- 基本無料でありながら、必要な機能が実装されている
- 独自フォーマットを利用しているため、様々な機能を追加可能
- 広告が表示されない
無料で多彩な機能を提供
手書きノートを謳うアプリは、Androidだけでも多く存在しています。
しかし、パームリジェクションが無かったり、写真の追加が出来なかったり、罫線がなかったり、不満点の多いものが大半を占めます。
独自フォーマットを利用しているため、様々な機能を追加可能
PDFはどの環境でも同じように表示できるため、非常に便利なフォーマットです。しかし、その反面、便利な機能を追加するのは難しいこともあります。
一方で、独自フォーマットを利用すると、手書きメモの保存やクラウド連携など、開発者が自由に機能を設計することが可能です。
この柔軟性のおかげで、多くのアプリが独自フォーマットを採用し、結果的に多機能なツールとして利用されています。
例えば、学生なら講義中のノート作成に、社会人ならプレゼン資料の編集や共有に、独自フォーマット対応アプリは大きな力を発揮します。
広告が表示されない
無料アプリは、大抵広告が表示されます。アプリ開発もビジネスなので、どこかでお金を調達しなければなりません。
無料アプリは、収入源を広告に頼っているということですね。
しかし、長時間利用する勉強用アプリで、集中を乱す要因となる広告はいただけません。
Squidノートは、基本無料である代わりにプレミアム機能を提供するフリーミアムモデルが採用されています。
そのため、課金していないユーザーであっても、このように広告なしで利用することができます。
使ってわかったSquidノートの弱み
一方で、弱みとして次の4点が挙げられます。
- PDFインポートが有料機能
- 便利なツール群が有料機能
- 検索機能がない
- 手書きサポート機能がない
PDFインポートが有料機能
デジタルデバイスでノートを取る動機の1つに、オンラインドキュメントに直接書き込みをしたいというものがあります。
e-learningなどにアップロードされている大学の講義資料や、オンライン学習プラットフォームで配布されているPDF形式の教科書・問題集がそれに当たります。
しかし、Squidではそれが有料機能になっています。
※ 私の環境ではすでにPDFインポートを購入してしまっているため、選択可能になっています。
便利なツール群が有料機能
Squidノートには、投げ輪、テキスト、図形といった高度な描画ツールが搭載されています。ただし、有料で。
無料で使えるのは、ペンと消しゴムのみ。
プレミアム機能『ツールパック』購入で利用可能になる機能
投げ輪(選択機能)
テキスト
◼️ 図形
ノートを作成するのに最低限の機能はあるため、我慢できないこともないのですが、購入しないと不便さを感じます。
検索機能がない
現バージョン(ver 4.2.x)のSquidノートには、ノートのタイトルや内容を検索する機能が存在していません。
ノートの数が増えてくると『あのノートどこにおいたっけ?』という場面がたびたび出てきます。
なお、この機能は『Search』で提案されています。ぜひこの機能が欲しいという方は、こちらの提案に投票をお願いいたします。
将来的には、ノートの中身(手書き文字含む)を検索対象としてくれると嬉しいですね。
手書き補正機能がない
手書きサポート機能があると、真っ直ぐな線を意図して引けば直線に、円を意図して線を引けば円を作図してくれます。
消しゴムに持ち替えるのがめんどくさいと思ったときは、ペンツールのまま文字を塗りつぶせば消してくれます。
なお、この機能は『Quick draw / auto shape detection for lines, circles, and other shapes』で提案されています。
INTERESTEDタグが付けられているので、そのうち実装される可能性が高いですが、この機能が欲しいという方は投票をお願いいたします。
Androidで使える他の手書きノートアプリとの比較
私が過去に使用したことのある次の2つのアプリと比較していきます。
OneNote
Microsoft OneNote
Microsoft Corporation無料posted withアプリーチ
Microsoftが提供するデジタルノートアプリです。無料です。
Squidノートにはない強み
Squidノートにはない弱み
あのMicrosoftが作っているだけあり、Squidより強いと感じる部分が多いです。
しかしその一方で、AndroidアプリのOneNoteではPDFをインポートできない欠点があります。
個人的にノートアプリとして絶対に欲しい機能だったので、残念ながら利用しなくなってしまいました。
Xodo
PDF Reader and Editor | Xodo
Xodo Technologies Inc.無料posted withアプリーチ
XodoはPDFの表示・編集・変換・署名といった機能を提供するアプリです。
私がタブレットを購入して最初にノートとして使い始めたアプリでもあります。
Squidノートにはない強み
Squidノートにはない弱み
こちらも無料で使えるため、一度使ってみてから、どれにするか決めても良いかもしれません。
まとめ
Squidノートは無料でも多彩な機能を提供しているアプリです。一方で、無料機能だけでは不便な点もあることも事実です。
そこで後編では、Squidノートのプレミアム機能について解説します。個人的優先度ランキングも紹介しているので、出来るだけコストを抑える参考にしてください。
後編:【Android】Squidノートの課金で解放されるプレミアム機能まとめ! 個人的優先度ランキング付き〜機能レビュー後編〜(Coming Soon)
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