話題のポモドーロ2.0を試してみた結果、勉強に驚くほど集中できた件

学習法
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「一度勉強を始めると集中しすぎてしまい、疲れすぎてしまう」その一方で「気分が高まってきた時は、じっくり集中したい」というお悩みをお持ちではありませんか?

そんな方におすすめしたいのが、「ポモドーロ2.0」という技術です。

この記事の公開時点で、つい数日前にライフハッカーで紹介された新しい時間管理手法です。医学部生である私が、実際にこの手法を取り入れて勉強した結果を踏まえて、「ポモドーロ2.0」の良い点と感じたところ、逆に注意が必要だと感じたところをお伝えしたいと思います。

勉強時間を自分で確保しないといけない大学生・社会人の皆さんに、ぜひ読んでいただきたい記事になっています。よろしければ最後までご覧ください。

この記事では、従来のポモドーロ・テクニックを古典的ポモドーロと呼称し、ポモドーロ2.0と区別します。

古典的ポモドーロとポモドーロ2.0

古典的ポモドーロは「25分の作業時間と、5分の休憩時間を繰り返す」メソッドです。4〜5回に1回、15〜30分程度の長めの休憩を取ります。

これに対し、ポモドーロ2.0は「30分の作業時間から始め、休憩を挟むごとに作業時間を伸ばす」メソッドです。

ポモドーロ2.0

小休憩や大休憩の時間、休憩ごとに増やす作業時間は柔軟に変えることができます。

私は、小休憩 5分、休憩ごとに増やす作業時間+15分(75分まで終了したら大休憩)にしています。つまり、「30分→45分→60分→75分」が1セットです。

ポモドーロ・テクニック(古典的ポモドーロ、ポモドーロ2.0)の利点

そもそも、なぜポモドーロ・テクニック(古典的ポモドーロとポモドーロ2.0)を採用するのか。

それは、『学習中の疲労が高い学生は、そうでない学生に比べ学業成績が低い傾向にある(中村 浩一&兒玉 隆之, 理学療法科学28(2):227-230)』ように、学習中に蓄積した疲労により集中力が低下し、結果として学習効率の低下を招いていると考えられるからです。

このような疲労を回復する手段の1つが、こまめに休憩を挟むというもの。それを実現するための技術として編み出されたのが、古典的ポモドーロでした。

古典的ポモドーロの弱み

古典的ポモドーロの弱みとして「作業時間が一律25分」であることが挙げられます。

『1回の作業時間が短いことにより、疲れる前に休憩に入れる』というメリットはあるものの、『じっくり腰を据えて集中したい時に、作業を中断されがち』というデメリットもありました。

実際、私はこの点が気になって古典的ポモドーロを採用していませんでした。

古典的ポモドーロを改造したポモドーロ2.0

ポモドーロ2.0は、古典的ポモドーロにあった「集中するには時間が短すぎることある」欠点を改善したものになります。

すなわち、長時間作業用にカスタマイズしたものですね。

ポモドーロ2.0の利点

先ほども述べたように、ポモドーロ2.0はじっくり集中したい時に有効な手法です。

徐々に作業時間を伸ばしていくため、気分が乗ってきた頃に一番の集中力を発揮できる設計になっています。

そして、ガッと集中した後は、がっつり休憩時間を確保するようにしましょう。

実践してわかったポモドーロ2.0の弱点

実際にやってみると、このような弱点があることに気がつきました。

  • 時間を徐々に伸ばす関係上、ツールのサポートがないと設定が大変
  • 古典的ポモドーロと比べ、疲れやすい

後者は長時間作業用にカスタマイズしたので、ある程度仕方のない面があると思います。

前者については解決策があるため、後ほどご紹介します。

古典的ポモドーロとポモドーロ2.0の違い

古典的ポモドーロと、ポモドーロ2.0の違いを表にまとめてみました。

古典的ポモドーロポモドーロ2.0
作業時間一律25分徐々に長くなる
思考の継続性中断させられやすい集中力が高まってきた頃に、じっくり思考可能
時間の柔軟性低い高い(作業時間をカスタマイズ可能)
ツール単純なタイマーでOK高度なツールのサポートがないと辛い
疲労の蓄積速度遅い速い

ポモドーロ2.0を実践するためのサポートツール・アプリ

前述の通り、ポモドーロ2.0を実践するには、タイマーの設定がやや面倒です。

そこでポモドーロ2.0の実践をサポートするツールやアプリをご紹介します。

iPhoneのショートカットを利用する(シンプル)

タイマーのプリセットを作成する

まずは、シンプルにタイマーのプリセットを準備する例をご紹介します。

レシピ

誤作動防止のアラートと、タイマー設定後の通知でタイマーの設定を挟みました。

通知はお好みで「サウンドを再生」や「デバイスを振動させる」に変更しても良いでしょう。

iPhoneのショートカットを利用する(選択式)

メニューを表示し、選択されたタイマーを設定するショートカットです。やや複雑になってきます。

レシピ

選ばれた選択肢に応じて、アラームの終了時刻を計算しています。

ショートカット自体は複雑ですが、使うときはスマートです。

アプリ「集中」を利用する

集中|勉強・仕事のモチベーション

App Storeで手に入れよう
Google Playで手に入れよう

かわいらしいピクトグラムがものすごい勢いで応援してくれるのが特徴のアプリです。

このように複数のタイマーをあらかじめ準備できます。

また、「集中→休憩→集中」のループをアプリがサポートしてくれるので、30分の集中終了後、すぐに休憩のタイマーを開始してくれます。

集中した時間は、自動でアプリ内に記録してくれるので、学習記録アプリとしても活用可能です。

カスタマイズ性はショートカットに劣るかもしれませんが、こちらの方が圧倒的に楽なので、このアプリをお勧めしています。

ポモドーロ2.0まとめ

  • ポモドーロ2.0は長時間の集中用に改良された次世代のポモドーロ・テクニック
  • 30分、45分、60分、75分を1セットとして、セット終了後長い休憩を取るのがおすすめ
  • ショートカットやアプリを利用して、ポモドーロ2.0を活用しよう!

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