『iPadの保険って何がいいんだろう……』
そう考えて色々調べてみるも、いまいち違いがよく分からない。
『もう面倒くさいから、Appleのやつでいいや! AppleCare+にしよ!』とすると、数年後『思ったより保険料高かったし、結局コスパ悪かったような気がする……』という結果に陥りがちです。
その理由の一因は『保険選びの視点が定まっていないから』です。
もしそもそもiPadに保険が必要か悩んでいるという方は、まずこちらの記事を読んでみてください。
本記事は、「iPadに保険が必要だ」という意思が固まった方向けに提供しています。
iPadの保険選びで重要な2つの視点
保険選びをする際には、最低限クリアしなければならない条件と満たしているのが望ましい条件の2つの視点を持つと良いです。
最低限クリアしなければならない条件の例
『長く使うつもりなので、バッテリーの交換を保証して欲しい』と思っていても、画面割れしか保証しない保険を契約してしまっては、保険の目的を達成できません。
満たしているのが望ましい条件の例
修理に出しても保険金の申請が煩雑だと、「保険に入ったせいで、手続きが色々とめんどくさかったな」という結果になりがちです。
そもそも前者は満たしていなければ話になりませんが、後者も可能な限り満たしているものを選択するのが望ましいです。
最低限クリアしなければならない条件
『最低限クリアしなければならない条件』を考える上で、次の2つの質問が役立ちます。
有用な2つの質問
- どんなトラブルに備えなければならないか?
- 保険料は予算内か?
ひとつひとつ確認していきます。
どんなトラブルに備えなければならないか?
iPadで想定されるトラブルを列挙してみました。
【表1】iPadで想定されるトラブル
トラブルの種類 | 保証内容 |
---|---|
画面割れ | 落下時の画面修理対応 |
バッテリー劣化・膨張 | バッテリー交換対応 |
水没 | 水濡れによる故障対応 |
紛失 | iPadの紛失による補償対応 |
付属品の故障・紛失 | Apple Pencilなどの付属品の補償対応 |
盗難 | 盗難による補償対応 |
これらのトラブルに、優先順位をつけてみましょう。カテゴリーは『必須』『あるのが望ましい』『なくても良い』の3つです。
保険料は予算内か?
予算については、前回の記事『iPadに保険は本当に必要?加入するかしないかを決めるために押さえるべきポイント』で解説しましたね。

そのときに求めた予算を、そのまま保険料の予算としましょう。
満たしているのが望ましい条件
サービスを選ぶ際には、単に価格や機能だけでなく、以下の条件を満たしているかどうかも重要な判断基準になります。
これらの要素が優れているサービスほど、利用者の満足度が高く、ストレスなく活用できます。
これらの条件を満たしているサービスを選ぶことで、スムーズかつ快適に利用できるだけでなく、万が一の際にも安心して対応を任せることができます。
カスタマーサービスの質
優れたカスタマーサービスは、トラブル発生時の安心感をもたらします。特に、チャットサポートや電話対応の有無、対応時間の長さも重要なポイントです。
人によっては、電話は苦手、お問い合わせフォームは苦手、という方もいらっしゃるでしょう。
自分がストレスなく利用できるカスタマーサービスがあるか、というのも重要な視点です。
対応スピード
問題が発生した際、迅速に対応してもらえるかどうかは、サービスの品質を測る上で欠かせません。問い合わせからの返信時間や、手続きの反映速度などが速いサービスを選ぶと、余計なストレスを感じることなく利用できます。
申請の容易さ
手続きが複雑で手間がかかると、利用のハードルが高くなってしまいます。直感的なインターフェースやオンラインで完結する手続きが整っているかどうかを確認することが大切です。また、必要な書類や情報が最小限で済むかどうかも重要なポイントです。
結論:保険は『いざというとき』の安心を買うもの
今回紹介したような視点で保険を選ぶことで、失敗するリスクを大きく低減できます。
次回は、実際に保険を見比べながら比較・検討していきます。
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